AIで教材準備はこう変わる|効率化しても授業の質を落とさないコツ
「授業準備に追われる毎日、もう限界……」
そんな悩みを抱えている先生は多いのではないでしょうか。
私も以前は、教材作りにすべての時間を注ぎ込んでいました。テーマ決めから構成、素材探し、配布物作成まで、すべて手作業。体力の限界を感じながらも、生徒の「なるほど」という反応を見たくて、走り続けていました。
でも今は、AIを活用することで、教材準備の時間は大幅に短縮しています。それでいて、授業の質は落ちていません。むしろ、「伝え方」に集中できる時間が増えました。
この記事では、AIを授業準備に取り入れてどう変わったのか、そして「効率化しても質を落とさない」ためのコツをお伝えします。
「すべて手作業」だった頃の教材作り
以前の私の教材準備は、こんな流れでした。
- 授業テーマを決める
- どんな順番で伝えるか構成を考える
- 見出しを書き出しながら、スライドの骨組みを作る
- イラスト素材を探す(フリー素材サイトや有料素材を巡回)
- スライドのデザインを整える
- 配布物やプリントを作成する
これらすべてを、自分一人でやっていました。
素材探しだけで何時間もかかることは珍しくありません。「このイラスト、なんか違う」「もうちょっとポップな雰囲気がほしい」と、理想の素材を求めてサイトを渡り歩く日々。
それでも頑張れたのは、生徒の反応があったからです。
「なるほど」とつい漏れてしまう本音の言葉。ウケを狙ったところで、ちゃんと笑ってくれる瞬間。紹介した本を「注文しました!」と報告してくれたり、おすすめしたアプリをその場でダウンロードしてくれたり。
素直で熱心な生徒たちに囲まれていたからこそ、「この子たちのために」という熱意を持ち続けられました。
でも、正直なところ……体力の限界は確実に近づいていました。
AIを導入して変わったこと
1.授業の「骨組み」づくりが速くなった
テーマや「何を一番伝えたいか」は、今も自分で考えます。ここはAIに任せません。
でも、「全10ページで解説するなら、どんな順番が効果的か?」という構成の相談はAIにしています。ロジカルな流れを提案してもらい、それをベースに自分なりにアレンジする。ゼロから構成を考えるより、ずっと早く骨組みが完成します。
2.イラストや図を「探す」から「作る」へ
以前は、理想のイラストを求めてフリー素材サイトを何時間も巡回していました。
今は、「この内容なら、どんな図が伝わりやすい?」とAIに相談し、必要なイラストや図案をその場で生成してもらっています。
「こういうものがほしい」という頭の中のイメージを、直接形にできるようになりました。素材を探す時間が、ほぼゼロになったのは大きな変化です。
3.浮いた時間で「伝え方」に集中できる
教材の下準備にかける時間が減った分、「どう伝えれば分かりやすいか」「どんな言葉を選べば響くか」を考える余裕が生まれました。
準備時間は短くなったのに、授業の質はむしろ上がっている実感があります。
私は専門学校でプランナーの授業も担当していたのですが、プレゼンテーションの技術はそのまま私たち講師の、座学にも役立つと思っています。特に、対話型のプレゼンは参考になるポイントが非常に多く、おすすめです。伝えたいことをただ喋るのではなく、生徒を巻き込むのに役立ちます。
AIに「任せきり」にしないコツ
ファクトチェックは必ず自分で
AIは、間違った情報を自信満々に出力することがあります。シンプルな誤字脱字もあります。
「AIが言っているから正しい」と鵜呑みにせず、内容は必ず自分の目で確認しています。教育現場で使う教材だからこそ、ここは手を抜けません。
「授業の肝」は自分で握る
構成の相談やイラスト生成はAIに任せても、「何を一番伝えたいか」「どんな熱量で語るか」は、今も自分自身で決めています。
AIはあくまで「作業を手伝ってくれるパートナー」。授業の核心部分は、先生自身が持っているべきだと思っています。
「時短=手抜き」じゃない
AIを活用して教材準備が早くなると、「手抜きしているのでは」と思われるかもしれません。
でも、スライドや配布物の内容が薄くなったわけではありません。むしろ、準備にかける「作業時間」が減った分、伝え方や解説にもっと時間をかけられるようになりました。
「時短=手抜き」ではなく、「本当に大事なことに集中できる時代がきた」というのが、私の実感です。
まとめ:小さな一歩から始めてみてください
授業づくりや教材準備に悩んでいる先生方へ。
AIをうまく活用すれば、負担は減り、質は落ちません。
最初から完璧に使いこなす必要はありません。まずは、次の授業のスライド構成をAIに相談してみる。イラストを1つだけ生成してみる。そんな小さな一歩から試してみてください。
作業時間が減った分、生徒と向き合う時間や、自分自身の休息に充てられる。そんな働き方が、きっと見えてくるはずです。
今日からできる小さな一歩
- 次回の授業で使うスライドの「構成案」をAIに相談してみる
- イラストや図を1つだけ、AIで生成してみる
- AIが出した提案を、必ず自分の目でチェックする習慣をつける







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